沖野工務店では、宮大工の募集を行っております。
宮大工は、主に神社、仏閣など、日本の伝統建築を手がける職人です。宮大工の歴史は深く、数多くいる大工の中で、より専門的な技術が求められ、 日本の伝統を受け継ぐ建築を手がけるという意味でも、特別な重責を担っています。
年々職人の数が少なくなりつつあるこの時代に、私たちと共に腕を磨き次の時代へと繋いでいく人材の輪を広げたいと考えております。
私たちは、”ものづくりの街”新潟県燕市の工務店です。
先人から受け継いだ本物の技術を持つ『宮大工』が、新潟県内をはじめ、日本各地で幅広く社寺建築の施工を手がけています。
”人々がこころの拠り所として憩い、祈りを捧げる場所”を美しく保ち、常に誠実に建築と向き合い、施工に取り組んでいます。
沖野工務店の信念は、「世代を超えて永く愛される建物を造ること」です。
私たちの信念に共感いただき、ものづくりが好きな方や、寺社仏閣を建てたいと言った夢を持つ方と一緒に働きたいと思っています。
- 前橋 亮太
-
23歳
栃木県栃木市出身
工業高校卒業後
2016(H28)年入社
実家も工務店を営んでおり、父と沖野会長が『削ろう会※』を通しての知り合いで修行という形で、高校卒業後すぐに沖野工務店に入社(弟子入り)。
入社後、掃除や道具の使い方などの下積みから始めて5年。まだまだできないことは多いながらも、先輩と同じような仕事まで任せてもらいながら、目標に向かって奔走している。
※削ろう会…極限まで薄い鉋屑(かんなくず)を出すことを中心に、手道具や伝統技術の可能性を追求する会。 大工をはじめとする木造・木工関係の職人のほか、その工具を作る鍛冶、手道具や職人に興味のあるアマチュアが集まって、競い・楽しみながら技術交流をしている。
INTERVIEW
- 宮⼤⼯と⼀般⼤⼯の違いはありますか?
- 機械(プレカットなど)を多く使⽤する⼀般⼤⼯に⽐べて、宮⼤⼯は⽊材を組み合わせるだけで⾻組みを作ったり、⼤きな材料の加⼯や曲線仕上げなども⾏うため、カンナやノミなどの⼿道具を主に使⽤するというところが⼀番の違いだと思います。 携わる建物も宮⼤⼯なので神社仏閣が多いですが、⼀般住宅などももちろんやりますよ。
- 実際に働いてみて想像と違うなと思うことはありますか?
- ⽗の仕事を⾝近に⾒ていたので特にないですかね。 仕事に関しては、厳しいことは最初から理解していたので想像通りでした(笑) ただ、それも⼀⼈前になるための通過点だと思っています。
- 仕事のやりがいや醍醐味、⾯⽩さを感じるときはどんな時ですか?
- ゼロから建物ができ上っていくことに関われることです。
個⼈的には、できなかったことが少しずつできるようになった時にこの仕事の⾯⽩さや、やりがいを感じます。 - 悔しいと感じるときはどんなときですか?
- たくさんあります… が、言われたことをできない時が一番悔しいと感じますね。 まだ修行が足りないので日々精進です。
- 先輩や同僚との関係はどうですか?
- 仕事中はみんな集中しているので厳しい時もあります、職⼈ですしね(笑) 休憩中など仕事以外の時間は何でも話せますし、冗談も⾔い合ったりして楽しい雰囲気です。
分からないことは先輩に質問すれば、丁寧に教えてくれますよ。 - 仕事をするうえで⼀番⼤切にしていることは?
- 『継続すること』です。
最初は何もできないのは当たり前、続けていれば少しずつできるようになっていくので、続けることが⼤切だと思っています。「継続は⼒なり」ですね。 - 今後の⽬標を教えてください。
- ⼤⼯の『⼀⼈前』までの道のりはまだ⻑いですが、今は少しでも早く⼀⼈前に近づき、⽗に認められる⼤⼯になることが⽬標です。
ある1⽇の仕事の流れ
- 8:00 出社 清掃 予定確認
- 9:00 物件Aの部材を工場にて加工
- 12:00 昼⾷、休憩
- 13:00 物件Aの加工材を積込み、現場へ移動
- 15:30 材料の取付けなどの現場作業 清掃
- 18:00 退勤
- 19:00 帰宅
- Q. 宮⼤⼯と⼀般⼤⼯の⼤きな違いはなんですか?
- 最も⼤きな違いは、神社仏閣の本堂や塔などの建物をつくるのが『宮⼤⼯』です。
(もちろんお客様からご依頼いただけば住宅も建てます)
また、⼀般⼤⼯は⼯場でオートメーション加⼯された⽊材を使⽤するのが⼀般的ですが、宮⼤⼯は⼤きな材⽊を職⼈が⼿作業で切り出しや加⼯を⾏い、その⼤きさを活かして⻑い梁や太い柱などに使⽤するという加⼯⽅法の違いがあります。
神社仏閣では屋根や軒が反っているので、曲がった部材を使⽤することが多々あるのでやはり職⼈の⼿作業が⼤切なんです。 - Q. 弟⼦⼊りについて
- 親⽅の家に住み込み、家事も⼿伝いながら、仕事を覚えるといったような下積みをしていた時代もあったと思います。
しかし、現在はそこまでの厳格さは薄れ、⼀般的な会社に就職するのと同じような感覚ではないでしょうか。
ただ、その中でも師弟関係は失われていないと思っています。 - Q. 残業や休⽇について
- 残業はほとんどありません。
就業開始時間=作業開始時間になりますので、現場までの移動時間によって出社時間と退社時間に変動があります。
休⽇については燕三条産業カレンダーに倣って設定しています。(参考:2020年間休⽇数 106⽇) - Q. 給料(宮⼤⼯の給料)について
- ⼊社後は⾼卒(⼤卒)の初任給程度(⾼卒の場合 約15万円/⽉)からスタートしますが、ひと通りの作業ができるようになったら、通常の⼤⼯⼿間賃(約1.2〜1.8万円/⽇)を個⼈の能⼒に応じて⽀給させていただきます。
- Q. ⼊社後のステップ ⾒習い期間や下積み期間の仕事内容について教えてください。
- 最初は⼯場や現場の掃除など簡単な作業から⾏ってもらい、その間にカンナやノミなど刃物の研ぎ⽅や使い⽅を覚えてもらいます。
道具が使えるようになったら、先輩⼤⼯の補助作業をしながら仕事を覚えます。
この下積みを経て、指⽰されたことがひとりで出来るようになっていきます。
これを繰り返し、個⼈差はありますが⼀⼈前になるにはおよそ10年ほどかかります。 - Q. 会社(職場)⾒学はできますか?
- はい、可能です。
⾒学希望の場合には事前にご連絡をお願いします。 - Q. 今までどのような⽅が採⽤されていますか?
- ⾝内に⼤⼯さんがいるという⼈が⽐較的多いです。
が、⾝近にいるかどうかは全く問題ではなく、ものづくりが好きでやる気に溢れた若い⽅や、神社仏閣を建てたいといった夢を持っている⽅なら歓迎いたします!
募集職種 | 宮⼤⼯ |
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仕事内容 | 神社仏閣、または⽊造建築に関わるすべての⼤⼯仕事 |
雇用形態 | 正社員 ※ 但し3か⽉間は試⽤期間 |
勤務地 | 新潟県燕市を中⼼とした近隣市町村 ※ 殆どの現場は新潟県内ですが、現場が遠隔地の場合もあり |
勤務時間 | 8時00分〜18時00分 ※ 休憩は昼休みを含めて120分間 |
給与 | (例) ⾼卒1年⽬ 150,000円〜/⽉給 ※新卒は経歴も考慮 ※ 中途の⽅は経験により優遇 |
賞与 | あり 年2回 |
休日・休暇 | 休⽇:燕三条産業カレンダーに準ずる (年間107⽇) |
社会保険等 | 厚生年金・雇用保険・建築国民健康保険 |
応募資格 | ・要・普通自動車免許(AT限定不可) ・⾼卒以上 ・未経験者は30歳以下 ・⼤⼯経験者 優遇 ※ 詳細はお問い合わせ下さい。 |
備考 | 建築に興味があり、元気でやる気のある⽅のご応募をお待ちしております。 |
応募方法 | お問い合わせフォームからお申し込みいただくか、直接お電話ください。 |